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このブログにたどりついた人は、電通や博報堂のインターン試験を受ける人。もしくは、広告会社の中でクリエーティブ転局試験を受ける人。などが多いはずです。

わたしは、特段に才能はありませんが、一度もクリエーティブ試験と言われるものに落ちたことがありません。

○電通のインターン試験(3万人中、30人が通過のクリエーティブテスト)○電通のクリエーティブ試験(200人中、数名が通過のクリエーティブテスト)

私は、けして突飛なことや、面白いことを思いつくタイプではありませんが、どちらのテストも、トップレベルの成績で通過しました。
今回の記事では「ふつうの人」が、 クリエーティブ試験に戦略的に 受かる方法を伝授します。

まずクリエーティブテストへの概念を変えることが、いちばん大切です。それは「短時間で、 おもしろいことを考えるなんてムリだ」という前提にたつということです。

クリエーティブテストというと、創造性やクリエーティビティを測るテストだと思いがちですが、じつはちょっとちがいます。短時間で考える「思考のテスト」ではなく、じぶんの中に、どれくらいネタの幅もっているか、どれくらい考えていきてきたかを吐き出す「暗記テスト」に近いものです。

思考テストではなく「暗記テスト」と捉えることが、クリエーティブ試験に合格する第一歩です。

暗記テストですから、用意しておけば、確実に高得点を取ることができるのです。多くのスタークリエーターたちも、クリエーティブの基礎は「筋トレ」に似ているとよく言うのですが、努力した人が報われる だれにでも平等なテストがクリエーティブテストなのです。

クリエーティブ試験にはいくつかパターンがあるので、パターン別にその対策法を公開していきます。


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①4コマ漫画型 クリエーティブテスト対策に関して

4コマ漫画型クリエーティブテストとは、与えられたテーマに関して4コマ漫画をたくさん描くというテストです。たとえば「『偶然』をテーマに4コマ漫画を描け」というお題。これは、絵のうまさや、奇抜さを競い合うテストではなく、短時間で、切り口を多くだすことが高得点への秘訣です。

当たり前ですが、審査員も人によって「おもしろさ」の評価はちがいます。でも、切り口や視点の多さに関しては、客観的に判断ができ、つまり高得点を取りやすくなるのです。

そんな4コマ漫画型クリエーティブ対策に関しては、種類のちがう「4コマ漫画」を3冊ぐらい買ってくるだけでOKです。じぶんが面白いと思った4コマ漫画に関して、「なにが面白いのか」「どうすればその面白さはつくれるのか」をじぶんなりに公式しておくだけです。

たとえば、その公式を10個つくっておけば、お題がでたたときに、用意してきた10個のパターンに当てはめて漫画をつくるだけで、10個の切り口で書くことができます。この公式をなるべく多くもっていれば、どんなお題がきても対応できるようになっていきます。

②切り口100本ノック型 クリエーティブテスト対策に関して

切り口100本ノック型 クリエーティブテストとは、与えられたテーマに関して、たくさん切り口を挙げるというテストです。
たとえば「傘のメリット、できるだけ多く書け」のようなテスト。

これも、4コマ漫画型クリエーティブテストといっしょで、面白いことを競うテストではなく、 多くの視点を出せた人や 人が考えない視点を出せた人が 高得点になります。

この100ノック型クリエーティブテストの対策は、いちばん簡単です。1冊の名著を読むだけで、対策ができてしまいます。

それは「広告コピーってこう書くんだ!読本」という谷山雅計さんが書かれた本です。

1時間もあれば読める、わかりやすくまとめられてる本なので、ぜひご一読をおすすめします。簡単に内容を内容をお話しすると、視点を多く出すためには、以下の2点で考えることを提案しています。

○ものやサービスを構成する要素で、視点をだす。(重さという視点、材質という視点など)
○それを使う人のターゲット別で、視点をだす。(女子高生から見た視点、お年寄りからみた視点など)

たとえば「傘のメリット」の切り口を出すのなら、重さという視点から出してみたり、材質という視点から出してみたり、女子高生という視点から出してみたり、お年寄りという視点から出してみたり・・・すでにたくさんの切り口が書けそうですよね?

③作文型 クリエーティブテスト対策に関して

作文型 クリエーティブテストとは、与えられたテーマに関して400字程度のストーリーを書くというテストです。例えば「スーパーを舞台に、ストーリーを書け」のようなテスト。

人というのは面白いもので「おもしろい物語をかけ」と言われると、突飛な物語を書こうとしてう○ちや、宇宙人を登場させる人がほんとうに多いらしいのです。

そのように、とっぴなことを書こうとしてしまえばしまうほど、逆に埋没してしまうのでもちろん良い得点はとることができません。

このテストも考え方は一緒です。
審査員によって「おもしろさはちがう」ということです。
一回しかないクリエーティブテストで、「おもしろさ」で戦うのはギャンブルでしかありません。そのため、人によって好みがちがう「おもしろさ」で戦うのではなく、多くの人にとって共通の「発見」があるネタで戦うことをおすすめします。おもしろいかどうかは人によってちがいますが、「発見があるかどうか」は多くの人にとって共通なのです。

「発見があるかどうか」とは、それは、気がつかなかったけれど、そういう考え方もあるかも!というポイント。
たとえば「あえてサイズの小さい服を買う、というダイエットがある。」は、おもしろいかは置いといて、多くの人にとって「たしかにそういうダイエット方法もあるかもね」
という発見があります。
お題が出されたら、その周りにある「発見、共感、提案」がありそうなネタを探してストーリーにすると良いでしょう。

もっというと「発見、共感、提案」があるネタを事前にいくつか持っておくことで、与えられたお題に無理やり結びつけるというやり方がよいと思います。たとえば「あえてサイズの小さい服を買う、というダイエットがある。」というネタを仕込んでおいて、もし「スーパーを舞台に物語を書け」というお題が出たら、無理やりスーパーという舞台に当てはめてストーリーをつくってみるとか。

ちなみに「発見、共感、提案」があるネタを探したいときは、アメトーーク!などの「あるあるネタ番組」で発見のあったネタをメモっておいたり、コピー年鑑(いいコピーがたくさんのってる本)から、発見のあるネタをメモっておくなどをするととても効果的です。一週間もあれば、複数のネタを仕込むことができます。

繰り返しになりますが、クリエーティブテストは「ネタと方法論」を事前に習得しておくという、暗記テストに近いものなのです。

④キャンペーン提案型 クリエーティブテスト対策に関して

キャンペーン型 クリエーティブテストとは、名前の通りキャンペーンを考えるというテストです。
たとえば「クルマがもっと売れるキャンペーンを考えろ」のようなお題。このテストへの対策は「課題感のレイヤーを高くする」というのが良いです。

ただクルマを売るだけではなく、社会の課題を解決することにつながっていたり、クルマメーカーのあたらしいマネタイズの方法につながっていたりなど。

なぜ課題を捉え直すことが大事なのかというと、同じお題をだされて、同じ課題設定でものごとを考えたら、人の考えることは、どうしても似てしまうのです。つまり、共通のお題に対して、論理的に正しい70点80点の答案がたくさん出てくる状態になります。とくに、電通や博報堂など地頭が良い人が多く受けるクリエーティブテストでは、ほとんど全員の答えが一緒になります。

だからこそ、同じお題でも人よりも大きな課題を設定するだけで、(解決のアプローチはふつうでも)それだけで人とちがうキャンペーンになります。つまり、お題に対して、課題設定をする時点で 勝負はほとんど決まっているのが、キャンペーン型クリエーティブテストの特徴です。
とくに電通や博報堂などクリエーティブテストを受ける場合は、そのお題を解決するだけではなく 「広告会社の新しいマネタイズにつながっていること」のようなところまで、キャンペーンが設計できていると、より高得点につながりやすいと思います。
それは、そのような課題設定で、キャンペーンを考える人が、ほとんどいないためです。(かつ、いまの広告会社は、新しいビジネスモデルを作れる人を求めているので、そういう思考ができる人は、ダイレクトに採用に直結しやすいと感じます)

以上、4つのパターンのクリエーティブテストの対策法を紹介しました。これはわたしが独自で開発したものなので、人によっては活用しやすい人と活用しにくい人がいるかもしれません。

ただ、クリエーティブテストはとは、才能を測るテストではなく「努力した人が、報われる暗記テスト」であること。そして、運や、審査員に影響されることが 少ない戦い方でテストにぞんだほうが、確実に合格に近付くということ。は、みなさんにとっても共通だと思います。

そして、この記事の最後に、あと一つだけお伝えしたいことがあります。「クリエーティブテストのコツ」に関しては、電通時代に、多くの同僚や、学生にも聞かれてきました。その度に、このブログに書いたようなことを教えてきたのですが・・・これは私の感触ですが、話を聞いても7割の人は実践しません。おそらく、考えることが好きじゃないから行動に移せないのです。

私の知ってる人で合格した人は、人よりも努力をした人が多いです。「考えることが好きか」「継続できるかどうか」というのがいちばんの才能だとしたら、クリエーティブテストは、やはり才能を測るテストなのかもしれません。

結局「好き」がいちばんの才能なのです。

考えることが好きな人を、ちゃんと評価してくれるのがクリエーティブテストなのです。これからクリエーティブテストに挑戦するすべてのみなさまの健闘を祈ります。

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